私は靴が大好きです。
礼を尽くす、年齢に応じた装いは大事な礼儀だと思う。
そんな事でブラック・スーツと黒のストレート・チップを探しに行きました。
スーツ…こんな体型ですから選択肢は非常に少なかったけど
"Super120'"という好みの生地で細身のモノがあり決まり。
そして写真のコイツ。
「GRENSON」の[MASTER PIECE]"BLACK BURNISHED CALF"
興味のない人にとっては何の変哲もない黒い革靴。
シューフィッターの方にちゃんと採寸してもらうと
その小ささに驚くw
幅も狭く、いわゆる日本人サイズのEEEでは合わない。
そしてまたこのサイズだと選択肢が限られる訳ですなw
何足かフィッティングしていくとその違いは歴然としてくる。
そんな中、シックリきたのがGRENSONのスタンダードモノ
まぁ、こんなモノかと思ってると店員さんが
「ちょっと値は張りますが…」
と最後に持ってきたのがGRENSONのMASTER PIECE。
試しに足を入れると今まで感じた事のないフィット感…
馴染んでくるともっと良さが実感出来るとの事。
これぞ一生モノかも知れない…
一応、蘊蓄も貼っておきますw
「英国靴の聖地・ノーサンプトンシャー州。革なめしに適した良質の水を湛える川や、オークの木が豊かに自生するなど、古くから靴作りに最適の地として多くの靴工房が集まってきました。
グレンソンの創業者、ウィリアム・グリーンが同州の州都ノーサンプトンにほど近い州境の町ラシュデンで靴製造業をはじめたのは1866年。両親の家の一間を借りた小さな工房での出発でした。
しかし、グリーンのもとにはノーサンプシャー州でも腕利きの職人が多く集まり、一足の靴を200の工程と8週間もの時間をかけて丹念に仕上げていきました。そんな一足がやがて英国社交界の紳士たちから絶大な人気を集めるのに、それほど時間はかかりませんでした。グレンソンは、いつの間にか英国紳士靴の代名詞になっていました。18世紀後半から起こった産業革命の波は、ノーサンプトンシャーにも押し寄せ、多くの靴製造業者が大量生産にきりかえて機械化や製造工程の効率化をすすめました。しかし、グリーンはあくあでもハンドメイドにこだわりつづけ、200の工程と8週間かけた靴づくりというグレンソンの流儀をかえることはありませんでした。グッドイヤウェルト式製法で作られる靴は複雑な工程と熟練の技術力が求められます。しかし、その靴づくりに注がれる真摯な取り組みが、型くずれせず、履き込むほどに足になじんで長い年月を通して愛用できるクオリティを実現するのです。グレンソンは、まさにクラフツマンシップの象徴といえます。
その頑ななまでの職人気質はウィリアムから息子のチャールズ、そして代々の子供たちに受け継がれました。グレンソンという名前には、Green & son(グリーンと息子)を縮めて「GRENSON」としたことからもわかるとおり、英国靴の伝統が集約されているのです。
しかし、ただ古いだけでは伝統にはなりません。磨き抜かれた技とスピリット、そして常に最高を目指す情熱を何世代にもわたって継承し、後世へと残して初めて伝統となるのです。これからもグレンソンは、つねに最高を目指した靴を作り続けます。」
グッとくるでしょw
鉄 2008年12月23日(火)09時10分 編集・削除
シューフィッターさんお勧めの、良い仕事してる作り手の「こだわりの一品」なんですね。
良い物を、大切に長く使いたいモノですね。
使うほどに自分に馴染んできそうですしね。