記事一覧

『タン』たぬ吉2013.01.13 00:07

ファイル 60-1.jpg   ファイル 60-2.jpg   ファイル 60-3.jpg

ファイル 60-4.jpg   雄。ヒマラヤン系の雑種。

   GRAND-PRIXの頃、彼は突然現れた!

   ある日の夜中、仕事から帰宅し、当時、住んでいたアパートの廊下を歩いていると
   いきなり、私の足下にスリスリと小汚い狸が…。

   この人懐っこい感じは多分捨てられたんだろう…?!(激怒)
   とりあえず、水とシーチキンの缶詰を上げた。

   その愛想の良さでアパート中の人から何かしら与えてもらってたみたいだが…。

   いわゆる野良は、それを良しとしない近隣住民にとって邪魔な存在。(仕方ない)

   隣の立派な家の庭をトイレに選んだ彼は、虐待を強いられるようになる。

   ある日、私の不注意で餌皿を玄関前に置き忘れてしまった。
   それを発見した隣の奥様が不動産屋へ通告!
   翌日、ポストに注意勧告状が…。

   それ以後、気をつけてはいたんだがその奥様と不動産屋がアパートの前で
   話しているのを見て保健所送りもあるのかな?と考えた私は、意を決して彼を向かい入れた。
   (ペット禁止だったからね)

   ずっと外にいたからそりゃ〜もう〜ノミだらけで…


ファイル 60-5.jpg   風呂に入れたらスイカの種みたいにボロボロと…
   1〜2年はノミとの格闘だったねぇ(笑)!

   でもTANとの暮らしがなければあの荒んだ日々は
   超えられなかったかも…。

   BANDの不本意な解散。
   食べる為の仕事としての音楽への葛藤…。
   彼がいる事で、ただそれだけで癒してくれました。

   出会った頃、既に成猫だったので何歳なのか定かではなかったけど(多分、3〜4歳?)
   彼と過ごした時間は余りにも短かった。

   ずっと元気で病院知らずの彼だったが、ある冬の日、口臭が気になり病院へ…。

   歯垢除去するも、今度は血が止まらない。
   別の病院を紹介してもらい、どうせならとレントゲンや血液検査をしたら
   何とかなり進行した腎不全の診断でいきなり入院…。

   おまけに心臓も弱く、手術も出来ない。
   もし、このまま生き延びても薬を打ち続ける日々。

   彼らは喋れない。
   だから私達が注意して見守らなければいけない。
   ジョン&ペルを可愛がってても、そういう事はおふくろ任せだった。

   もう、後悔ばかりがつのり、何故もっと早く気づいてやれなかったのか!

   年に一度、ちゃんと健康診断をしていれば…

   それから毎日、仕事帰りに様子を見に行くも、良くなるどころかドンドンやつれてく…。

   動物病院の入院って、かなりのストレスだと思う。
   犬猫等々たこ部屋で…(元気な子達でも悪くなるよ!)

   入院5日目、ICU(集中治療室)で酸素マスクの状態。
   「永くない」と宣告され、酸素ボンベとマスクを買って連れて帰った。
   家に入ると、グッタリしていたのがまるで嘘かのように歩いてる。
   (ペルもそうだったらしいのだが、逝く寸前は一瞬、元気な素振りを見せる事が…。)

   こんな事なら、仕事を放り出してでも家から通院させてあげれば良かったと痛感した。
   こっちは気が気ではないので、彼お気に入りのハウスに入れ、酸素マスクで吸入を。

   それから6時間後、私の腕に中で永眠。2000.1.28

   ジョン&ペルの別れ際、私は東京にいた。

   生命の死に直面するのは初めてだった。
   言葉では言い表せない…愛するものを、失うことがこんなにも堪え難いものなのか…

   いつもどこかで見守ってくれてるはずです。